突発的に、愛さんと絵茶をした際に出来た産物です
今回は、二人とも初描きの暴挙っぷり(笑)
絵茶のお題は、『ワ.ン.ド』ユリウス×ルルです
愛さんが、ユリウス担当
私が、ルル担当しました
愛さんがSSを添えてくれたので、ここでお披露目します!
愛さん宅でギャグverが掲載されているので、見に行ったら一味もふた味も違いますよ(笑)
ではでは、お楽しみください~♪
********************************
俺の体は彼女の為に。
俺の愛は彼女だけに。
俺のすべては君のもの。
【赤い情熱と青い現実】
何がいけなかったんだろう。
どうすれば、ルル。君にこの想いが伝わるのだろう。
「い、イヤ!!ユリウスの馬鹿っ!!」
そう叫んで君は走り去って行った。
何で嫌がられたのかがわからない。
ただ、ルルが可愛くて可愛くてたまらないだけなんだ。
いつも自然に彼女を捕らえる。
彼女を見てると、勝手に唇に触れたくなる。
彼女のすべてが欲しくなる。
いけないとは分かっていても、時々歯止めがきかなくなるのをどうしたらいいのだろうか。
少し途方にくれつつも、彼女を探すために足が動いた。
図書館、娯楽室、実験室、湖のほとり、食堂………どこにもいない。
許可が出なければ外には出れないはずだから、ここのどこかにいるはずなんだ。
でも、どこにもいない。
俺の手の届かないところ(寮)に帰ってしまったのかと思いうなだれる。
好きだから彼女を手にしたい。好きだから彼女に受け入れてもらいたい。 それのどこがいけないのだろう。
わからない。
彼女の気持ちも、何を望んでいるのかも………。
庭を歩いていると、どこからかブツブツと声が聞こえてきた。
「ユリウスの馬鹿、ユリウスの馬鹿、ユリウスの馬鹿………」
小さな木々の間に座り、呟く彼女がそこにいた。
俺に気付いていないのか、彼女の言葉はまだ続く。
「なんで、いつもいきなりなの?周りに沢山人がいるっていうのに、き…キスだなんて」
自分が何で避けられたのか理由を知る。
彼女が恥ずかしがり屋だということを忘れていた。
気持ちばかりが先走って、周りを見ていなかった自分を恥じる。
引き返そうと横を向いたとき、目の前に可愛らしい花が咲いていた。
まるでルルみたいに可憐な花。
その花が、風にやさしく揺れながらまるで俺に勇気付けているようにみえた。
1本それを折ると、彼女に近づく。
「ルル…」
彼女の肩が震えた。
「ルル……。俺が悪かった。ごめん」
そっと彼女が振り返る。
「俺は………ルルを見ていると、駄目なんだ。愛しすぎて熱くなる。周りの事なんてどうでもいい、君しか目に映らなくなるんだ」
「…………。」
「でも、それじゃいけないんだよね。君が望まない。」
一輪の花をルルに差し出す。
「優しい風がこの花を包むように、君自身を優しく守ると誓うよ」
しばらく俺を見つめた彼女は、花を見つめてやっと微笑んだ。
fin
今回は、二人とも初描きの暴挙っぷり(笑)
絵茶のお題は、『ワ.ン.ド』ユリウス×ルルです
愛さんが、ユリウス担当
私が、ルル担当しました
愛さんがSSを添えてくれたので、ここでお披露目します!
愛さん宅でギャグverが掲載されているので、見に行ったら一味もふた味も違いますよ(笑)
ではでは、お楽しみください~♪
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俺の体は彼女の為に。
俺の愛は彼女だけに。
俺のすべては君のもの。
【赤い情熱と青い現実】
何がいけなかったんだろう。
どうすれば、ルル。君にこの想いが伝わるのだろう。
「い、イヤ!!ユリウスの馬鹿っ!!」
そう叫んで君は走り去って行った。
何で嫌がられたのかがわからない。
ただ、ルルが可愛くて可愛くてたまらないだけなんだ。
いつも自然に彼女を捕らえる。
彼女を見てると、勝手に唇に触れたくなる。
彼女のすべてが欲しくなる。
いけないとは分かっていても、時々歯止めがきかなくなるのをどうしたらいいのだろうか。
少し途方にくれつつも、彼女を探すために足が動いた。
図書館、娯楽室、実験室、湖のほとり、食堂………どこにもいない。
許可が出なければ外には出れないはずだから、ここのどこかにいるはずなんだ。
でも、どこにもいない。
俺の手の届かないところ(寮)に帰ってしまったのかと思いうなだれる。
好きだから彼女を手にしたい。好きだから彼女に受け入れてもらいたい。 それのどこがいけないのだろう。
わからない。
彼女の気持ちも、何を望んでいるのかも………。
庭を歩いていると、どこからかブツブツと声が聞こえてきた。
「ユリウスの馬鹿、ユリウスの馬鹿、ユリウスの馬鹿………」
小さな木々の間に座り、呟く彼女がそこにいた。
俺に気付いていないのか、彼女の言葉はまだ続く。
「なんで、いつもいきなりなの?周りに沢山人がいるっていうのに、き…キスだなんて」
自分が何で避けられたのか理由を知る。
彼女が恥ずかしがり屋だということを忘れていた。
気持ちばかりが先走って、周りを見ていなかった自分を恥じる。
引き返そうと横を向いたとき、目の前に可愛らしい花が咲いていた。
まるでルルみたいに可憐な花。
その花が、風にやさしく揺れながらまるで俺に勇気付けているようにみえた。
1本それを折ると、彼女に近づく。
「ルル…」
彼女の肩が震えた。
「ルル……。俺が悪かった。ごめん」
そっと彼女が振り返る。
「俺は………ルルを見ていると、駄目なんだ。愛しすぎて熱くなる。周りの事なんてどうでもいい、君しか目に映らなくなるんだ」
「…………。」
「でも、それじゃいけないんだよね。君が望まない。」
一輪の花をルルに差し出す。
「優しい風がこの花を包むように、君自身を優しく守ると誓うよ」
しばらく俺を見つめた彼女は、花を見つめてやっと微笑んだ。
fin
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